2016年8月7日日曜日

ミャンマー観光地 ピンウールィン(メイミョー) Pyin Oo Lwin (Maymyo)



19世紀後半に当時のビルマはイギリスの植民地となり植民地経営のために多数のイギリス人がやってきた。しかし彼らが参ったのは暑さ。どこが過ごしやすい場所はないかと探し回った彼らが”発見”したのが、高原のマチビンウールィン。マンダレーの約70km東にあり、海抜は1100mほど。暑い季節には死者すら出るマンダレーに比べると、まるで天国のように涼しい。イギリス人はこぞって家や別荘を建て、現在でも町には古い洋館がたくさん残っている。郊外には洞窟寺院や植物園などもあり、最近はミャンマー人の旅行先としても人気が出てきている。

国立カンドーヂー植物園 (National Kandawgyi Gardens)



2001年に拡張されて、1.6k㎡(400エーカー)を超える広大な規模となった植物園。園内には大きな池があり、それを取り巻くようにさまざまな植物が植えられている。その花々が咲き乱れる様子はとても美しい。観光スポットとしても人気である。

国立ランドマークスガーデン (National Landmarks Garden)



国立カンドーヂー植物園のそばに、2006年12月に完成したテーマパーク。約2万3000㎡(56.67エーカー)という広大な敷地に、シェタゴォンパヤー、チャーティーヨーのゴールデンロックをはじめ、国内最高峰のカカーボラージー山、バガン近郊のポッパ山、ピンダヤの洞窟寺院、インレー湖、マンダレーの旧王宮、サガインのカウンムードーパヤー、世界で2番目に高いゴッティ鉄橋など、ミャンマー各地の見所の模型が20以上も点在している。

ペイチンミャァウン(洞窟寺院) (Peik Chin Myaung)



ピンウールィン郊外にある、奥行約600mの鍾乳洞を利用した洞窟寺院。谷あいの大駐車場から続く屋台郡を抜けると、岩肌に大きく開いた穴から大量の水が流れ出している。もともとはだただの洞窟だったのだが、政府の手によって1990年に大規模な改装工事が行われ、国内の有名寺院を模した仏塔やたくさんの仏像が収められ、一大観光地に仕立て上げれれた。ここから5分ほど歩くと滝がある。

アニサガンの滝 (Anisagan Waterfall)



高原の町ピンウールィンには郊外に大小様々な美しい滝がある。いずれも行楽地となっており、つかの間の涼を求めて人々が訪れる。中でも落差約45mのアニサガンの滝は周辺でも最大で、赤い岩肌を白い大量の水が真っ直ぐに流れ落ちる様は迫力がある。滝にたどり着くまでは急な山道を歩く必要があるが、その美しさに疲れも汗も吹き飛んでしまうほどだ。滝壺では泳ぐこともできるので水着を持参しよう。

【出典 地球の歩き方 ミャンマー(ビルマ)】

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